令和6年度京都府総合防災訓練
令和6年10月27日(日)午前10時から主会場:主会場:福知山訓練場(福知山市)において令和6年度京都府防災訓練が行われました。(主催:京都府防災会議、福知山市防災会議、舞鶴市防災会議、綾部市防災会議)柔道整復師会は合同救護所訓練に参加し長田野演習場で活動しました。

訓練想定:地震・水害の複合災害想定
前日から停滞する前線の影響による大雨の最中、三峠断層を震源とする大規模地震が発生し、京都府福知山市、舞鶴市及び綾部市において最大震度6弱が観測され、同地域に甚大な被害が発生した。さらに、大雨の影響で河川が増水、一部地域では氾濫が発生している。


合同救護所運営訓練について

1 合同救護所の設置について
長田野演習場内の各訓練サイト(舞鶴市、福知山市、綾部市)の発生 場所からの中間地点に搬送拠点として設置される。長田野演習場内の各訓練サイト及び付近の救急事案の要救助者等が一時的に搬送される。
2 合同救護所運営訓練参加機関
・26日:緊急消防援助隊、京都府DMAT
・27日:緊急消防援助隊、京都府DMAT、日本赤十字社京都府 支部、柔道整復師会
3 合同救護所運営訓練の内容
搬送されてくる要救助者等に対してトリアージ、応急処置等、搬送先医療機関の調整及び搬送手段の調整、仮想医療機関への実搬送までを訓練参加機関が連携して実施する。
京都府柔道整復師会は医療部会における合同救護所訓練場所において、日本赤十字社京都府支部、京都府医師会、京都府DMAT、京都府看護協会、陸上自衛隊、海上自衛隊、消防、と協力して訓練をしました。訓練内容は、緑ブースに配置され、合同救護所に到着し医師が判断した緑のトリアージ・タグをつけた傷病者に対する処置を行いました。災害現場でトリアージされ、搬送された傷病者に対して、救護所到着時に状態の変化がないか、再度トリアージを行います。今回公益社団法人京都府柔道整復師会は、緑の救護活動を行いました。本会から参加した救護隊メンバーは、兼田旭紘隊長、梅本裕貴副隊員、中野 憲隊員、でした。




最後に京都府DMAT関係者とのミーティングで、緑トリアージで活動した京都府柔道整復師会救急救護隊隊長として、災害現場では良い環境での作業は望めない中、消防の対応がスムーズであり搬送も迅速で傷病者の滞りなく活動が行え、他団体との連携の大切さを感じたと感想を述べました。
今回の救護訓練としては2時間足らずの作業でしたが、実際の活動としては何時間、数日に及ぶ可能性も考えられます。体力と知識がそして、気配りが一層大切だと思いました。参加された方々、お疲れ様でした。
(事業部 兼田旭紘)